50のおっさんが仕事を辞めUターンし故郷で市議選に出てみようかと考える事をつらつら書くブログ

背中を押して欲しくて書くのか、情報が欲しいのか、はたまた止めて欲しいのか。ま、書くことで考えをまとめたい。

活動日記 20230518

色々考えるも「もう何から手を付けたら良いのかわからん!」と煮詰まったので..

 

昔何度か労組時代にお世話になった県会議員さんの事務所にアポ無しで行ってみた。

 


こないだの統一地方選で3期目当選したばかりの親会社労組所属の組織内議員さんで俺よりたぶんちょっと若い。

以前、飲み会とかも二次会にも付き合ってくれてそれなりに仲良く話せてたから全くビジネスライクな仲ではない..と思うたぶん。

 

車で1時間程の事務所の前を通ると中の電気は付いてるぽい。

タイミング良く出てきてくれて「あ!」とか自然に話せないかなー、入口ガラスドアのスクリーン下りてるから覗くのも変だよなと近くに車を止めて暫し行動を考える。

 

意を決して事務所に電話をかける。

昔、携帯電話番号は聞いてたけどプライベート携帯には登録してなかったから事務所の固定電話へ。

..留守番電話、しゃーない帰るか!アポなしだもんなー

と5分程帰り道を走ってると知らない携帯から着信!

急いで車を停めて折り返し。

 

俺「以前、◯◯労組の書記長でお世話になった◯◯ですが..」

「おおー、お久しぶり!その節はお世話になりました!」

覚えてくれてた!

 

軽く電話の趣旨を話すと「今から来れます?」「実はアポ無しで近くに居ます!」

 

それから約1時間強、テクニカルな話から本質的な話、多岐に亘って教えて貰い..大事な部分でめっちゃ説教された。

 

他の記事でも書いてたように「2000票ならドブ板沢山踏めばなんとかなると思います」なんて事を言ったら「それは甘すぎる」と。

この間の統一地方選で、自分はなんとか当選できたが、どれだけの仲間が数百票を取れずに落選したか、如何に「自分の名前を書いて投票して貰う事」が難しいかを語られた。

「そんな甘い考え方なら当選は難しい。家族のためにも会社は辞めちゃいけない。安定した良い会社にいるのに勿体ない!」

 

そして

「議員になって何がしたいの?」

俺「困っている人に寄り添って打開策を一緒に探し、ありがとうと喜ばれたい。労組活動でもそこにやりがいを感じていた。」

「それはボランティアでは何故いけない?そんなNPOもいくらでもあるじゃん。何故それを議員としてやらなきゃいけないの?」

答えられませんでした。

 


..ここから暫く最近支援した別の市議会議員のエピソード。

「支援を頼まれて紹介された時、彼は何て言ったと思う?『この市のヒーローになります』って言いやがったんだよ?即『やめちまえ』って言ったよ。ヒーローは住民でなきゃいけない。輝くのは自分じゃない、自分は黒子にならないと。そこから市政において自分に何ができるのかを考えさせた。幸い◯◯の経験があったからそれをブラッシュアップして打ち出す政策とさせた。なんとか当選したけど若くてイケメン高身長だからかなり下駄をはけたと思う。」

「そんな下駄を持たない私や貴方のようなただのおっさんは話して納得して貰って名前を書いて貰わなきゃいけない。なんらかの組織に支援を貰うとしても、『この人は議員としてこんな活動をしたいと言っている』と自分じゃない誰かを通して紹介して貰わなきゃいけない。友達への呼びかけだとしても同じ、その誰かが自信を持って紹介できるように実現したい政策をちゃんと語れるようにならないと!」

「選挙で確実に予想できる得票なんて自分の1票だけ!嫁さんでさえ本当に自分に入れてくれるか判らない!他人に自分の名前を書いて貰うってのは大変なことですよ!」

 

わちゃ、ごめんなさい。

他の記事で書いたみたいに「◯◯を実現します!とか誰でも言えるような薄っぺらい事を打ち出したくない」なんて言ってる場合じゃなかった。

薄っぺらいのはロクに考えてなかった俺だ。

昔馴染みの友達の気分で相談に行ってしまってました..

 

そこから俺が打ち出せるテーマの話に

俺「仕事で25年関わった環境ですかねぇ..」

「いいんじゃない?25年も仕事で関わったってのは説得力になると思うよ」

仕事で関わったからこそ、その解決の難しさが想像できて軽々に言いたくない..と思ってたけどそんな事言ってる場合やないな。

軽々に言えないならしっかり考えて何か自分なりの政策を打ち出さないと。

「今、この場で政策を詰める必要はないから、その市においてどんな仕事ができるのか打ち出せるようにしないとね」

 

いや本当にアポ無しで押しかけたのに親身にアドバイス頂いてありがとうございました。

 

後、凄く良かったのが「私はこんな打ち出しをした」って話の中で

「私が子供の頃、筑波万博に行きました。リニアモーターカーが走りまさに技術立国を目指す日本の雰囲気の中で未来には希望しかなかった。でも今の子供達にアンケートを取ると『不安』ってキーワードがかなり出てくるそうです。子供が将来の不安を感じるような世の中を改めたい!不安を夢に変えるような地域にしたい!」とのフレーズ。

これは共感!こんな事語れる人は応援したくなる!

丸パクリするつもりはないけど自分の言葉に置き換えて語れるようになりたい。

 


最後には「厳しい事を言ったけど、議員向きか向きでないか、一緒に仲間として仕事をしたいかどうかで言えば貴方は間違いなく議員に向いた人だと思う。会社を辞めてからの立候補でも労組系組織でちゃんと話を通せば支援も期待できる。まだ選挙まで時間はあるからしっかり考えて政策をブラッシュアップしましょう。また相談に来てね」

 


ありがとうございます。

他にも沢山、別れてから「1時間でこんなに話せたっけ」と思う程にアドバイス頂いた。

自分の考えの薄さを痛感。

俺ももっと真剣に考えないと。