50のおっさんが仕事を辞めUターンし故郷で市議選に出てみようかと考える事をつらつら書くブログ

背中を押して欲しくて書くのか、情報が欲しいのか、はたまた止めて欲しいのか。ま、書くことで考えをまとめたい。

実家の寺について

実家の寺は、元々先祖代々守ってきたお寺って訳ではなく無住(住職不在)になってた寺に俺の両親が入った形。

 

そもそもお寺だけで食べていける規模ではなく明治以降2回程住職が辞めて出て行くって事があったそうな。
親父は県内の別の市でかなり大きなお寺の三男坊で大学は仏教系を卒業、
祖母はどこかのお寺に婿養子に出すつもりだった。
でも、勝手に結婚相手を連れてきて、しかも相手は耳と足の悪い身体障碍者

(小児麻痺の後遺症。片耳は全く聞こえず、もう片方は補聴器でなんとか。1日の中でも好不調の波があり不調時の電話対応は無理、対面して読唇術で誤魔化してなんとか対応。足は片足の成長が止まって?長さが違うので歩行が不自由)
今から半世紀ちょい前、時代的な偏見もあり大反対でかなり揉めたらしいけれど
最終的に「どこでも良いから2人でお寺に入るなら許す」となり
無住だった今のお寺に入ったそうな。

 

かなり揉めたって話ではあったけど、徐々に関係は修復し
俺が物心つく頃には祖母は結構母親のファンみたいな人になり良い関係になってた。

 

俺は、そんな2人の長男(他に弟と妹)
小さい頃から地域のおっちゃんおばちゃんに大事にされつつ育ったものの
(また住職に出ていかれると大変だから大事にしてくれたのもあるとは思う)
なんとなく理系に進み技術屋として実家から車で90分ぐらいの某政令指定都市にて就職。
寺はなんとなく「仏教系の学校行った弟がやるんじゃね?」とか思ってた。
でも、年に3〜4回程ある大きな法事とか、土日で都合が合う時の葬儀や法事とか
たまたま現住所の近くに住んでる人の月参りは担当してるから寺務はお手伝い程度にはしてる。

 

けど、詳述はしないものの「弟君が跡を継ぐのは無理だね」って事になり
次をどうするのかちゃんと話はしないまま時は経ち両親も既に80歳目前。
母親は、色々ガタはきつつまだ元気なものの
今まで母親の耳や脚を支えてた親父が色々無理になってきた。

頼りにしてた親父に頼れなくなった母親も不安や苛立ちから精神的に弱ってきてる。

 

今まで親父1人でやってた本堂での法事の準備も檀家さんに来てもらってやってる。
土日とか使えるタイミングで俺が帰ってやったりもしてるんだけど。

両親としては
「好きにしたらいい、寺も継ぐ必要はない。寺を出ても構わない。」
とは言うけれど、ホンネは自分たちが半世紀守ってきたお寺を継いで欲しいんだろうなとは思う。

 

嫁さんは「この状態でご両親放置してるのは恥ずかしいから、同居をちゃんと考えないと」とか言ってくれるように。
(普通の嫁さんだったら同居なんか絶対嫌だって言いそうなもんなのに)

 

今の会社に実家から通えるかについては可能。
毎朝6時に家を出てギリ定時出社。
残業は極力控えるようにして19時半頃会社を出れば22:10着の終電で帰れる。
(田舎だから終電早い、いや徒歩5分に駅があるだけ恵まれた田舎)
毎日5時間移動に費やす生活、そして土日は寺務..ちょっときつい。
いや、かなりきつい。
繁忙期には会社の近所で泊まる事になるかも。

 

どうすべかな..と思い悩みつつも時間が進み焦る中
「あれ?もしかしてタイミングは今か?」
と思ったりしたのがこんなブログを立ち上げてみた背景だったりもする。

寺に対する想いだったりとか、俺の宗教心についても書こうかと思ったけれど
書ききれないのでまた改めて。